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jaw-dropping

 タイトルの表現は反トラストの代講をした教授が、Trinko判決の法廷意見のある一節について述べた感想。

 昼のfaculty workshopは国際私法の教授が州間の抵触法について、規制者の利益を考慮する立場はやめてリステイトメントでも採用されているcenter of gravityに純化すべきだと報告したのに対して、批判の嵐だった。それがあまりにも予想外だったのでjaw-droppingなわけ。
 批判の大勢は、複数の実質法を適用した場合の帰結を考えて準拠法を決めるべきであり、でないと事前のインセンティブへの影響を無視することになるというものだった。この法分野だけ帰結を見るローエコの影響を受けていないのはなぜなのか不思議でたまらないという批判に始まって、会社法学者は連邦議会の立法が必要なのではないかとか、どちらの州法を適用すればどのような結果になるかを見てから、適用する実質法の目的にかなう方を適用すべきだ、と言うし、ローエコの人々は準拠法の世界にはデフォルトルールがないとか、準拠法候補をsplitして、例えば8対2で適用することがあってもよい、などといいたい放題。
 実質法の平等に反するという報告者の回答に対しては、「何それ?誰得?」とでもいう勢いで、全力で無視されているようだった。

 アメリカは州によって国内法が違うから、州議会の立法権に対して裁判所がどこまで立法的介入ができるのか、という議論をする必要もありそうなんだけど、あまりこの場では議論がなかったのが不思議。それに州によって要件や立証責任が異なれば攻撃防御方法が変わってくるはずだから、実質法の適用結果を見てから準拠法を決める、というのがどれほど現実的なのか本気で考えているのかはなはだ疑問だった。
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