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Divided We Fall

 午後は何度も仮眠とりながら予習してメイン授業に。予習していても分かるようで分からない。基本的に文献に突っ込みながら自分の知識を確認していくという形。

 帰宅後、M(パキスタン出身)と明日のコーヒーショップの場所を探す。パキスタンではブリティッシュイングリッシュが普通なので、イギリスの方が楽だが生活費が、旅行代金がとにかく高いので(学費はあまり高くない)、その点ではアメリカの方がましとのこと。ただイギリス英語に慣れた彼女からすればアメリカ英語のイントネーションはfunnyだという。関西弁と標準語みたいなものだろうかな。

 その後、1Lの学生が5年かけて撮ったというドキュメンタリー映画「Divided We Fall」(United We Standにかけている)を見た。シーク教徒がターバンを巻いていたために9.11以降ヘイトクライムの標的にされてきたのを丹念に追跡したものだ。個々のストーリーほど強力なものはないと感じた。驚くべきは、9.11の直後に、ビンラディンがターバンを巻いている写真が報道で頭に叩き込まれる前からターバンを巻いたシーク教徒への脅迫が始まっていたことだ(最初の殺人事件はわずか5日後)。映画の中で特に胸が痛んだのは、シーク教徒の子供が「自分は悪い子になりたくない、悪い子はターバンを巻いている子だ」、と言っていた部分。そして、映画の中で最も感動したのが、作者の、I want to be looked like as I think I look like(記憶頼りなので正確な表現ではない)というところだ。最も、自分が思っているように他人からは見られないのが常なので、完全に偏見をなくすのは無理かもしれないので、どこかで妥協点を見つけないといけないのだろうけれど。アメリカの強みは多様性であり、それは同時に弱みでもある。ひとたび緊急事態になれば、敵探しが始まり、敵を見つけることによって自分は正しいと正当化できるのだ。政府が犯罪者のプロファイリングを始めると、私企業や個人もそのプロファイリングに従った行動が正しいのだと思い、ヘイトクライムに拍車をかけるとの指摘も興味深かった。しかしいずれにせよこれらは原因が分かっていてもどうしようもない側面がある。
 2時間弱の映画だった(結構長く感じる)で、もう少し編集をうまくできそうなところとか、バックグラウンドミュージックがいかにもお涙頂戴なところもあるのだが、言葉の力がとても強くて、力作だと思う。最後のコメント、質問タイムは、9.11以降に教育は変わったのかと聞くと、一つはヘイトクライムが減った代わりに、教育現場でハラスメントが増えていること、もう一つは9.11以降、ムスリム等に対する正確な教育は現場で避けられる傾向にある、との回答があった。なお、彼女がロースクールに入ろうと決めたのは、撮影の途中に拘束され、手錠をつけたまま乱暴に扱われたために今でも手首に障害が残っていることもあるのだという。
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